口唇裂.口蓋裂mama記録

2017.08.26 24w2day.
口唇裂と宣告されてからの、気持ちの整理、育児記録などなど。

する事は皆一緒。

告知を受けて、二日目。


向き合う為に、図書館に行き口唇裂の著書を借りた。
本当は信じれなくて、信じたくなくて
もう一度、今までのエコーを見ることにした。


家で一人でなんて見れない。涙で向き合えない気がして。
スタバに行き初めてのエコーからの全てをみた。(もちろんデカフェです)
昨日の4Dにはやっぱり、右側は確認できた。両側かは手が邪魔してみれない。


女の子なのにな。これから、どうしよう。どうしようもないけど、じっとはしてれない。


片っ端から、著書、インターネット、ブログでもなんでもいいから調べた。



知恵袋ですら、沢山の同じ境遇の人が書き込んでいた。中には、信じたくないから
誤診を問う人もいれば、妊娠中に診断されたが、誤診で生まれてくるまで忘れてた。なんて人も様々だった。


家に帰り、ご飯の支度をして食べ終わり夫婦して無言で携帯


無論、二人とも同じように調べていた。


「このブログの人みたいに、まだ強くなれないよ。まだ、涙がでてしまう。」
「そんな急には強くなれないよ。少しずつでいい。」っと言ってくれた旦那様


自分にも言い聞かしているかのように。


夫婦似たもの同士
違うとすれば、旦那様のが優しい。気が利く。


旦那様のお父さんにも、話したそうで内心ドキドキした。


お義父さんは私の心配をしてくれていた。さすが、旦那様の父上。心強い。


この人が旦那様で良かった。お義父さんで良かった。


又、涙が出た。


変な風に思われないか、内心心配だった私が少し恥ずかしくなった。


タイミングよく、父から連絡が…


「どっちやった?順調か?」
「女の子やと思う、順調…」


順調と言っていいのか何と伝えていいのかこまり、話すことにした。


「そうか、無事生れてきてくれること願おう。氏神様行っといで、まだ行ってないやろ。挨拶」
「なにそれ?」
「地元の神様。行っといで。で、予定日は?休んでいくから」
「12/13」
すごく心配してくれた父。母はどちらかと言えば冷静。極端やなーと思いながら電話を切った。


父と母は別居してる。どうすんねんやろと内心思いながら、こっちはこっちで複雑。


24時間テレビもフィナーレ


見ることは無い。


まだまだ泣き虫です。はぃ。


次は病院について調べたことを書こうとおもいます。



告知を受けて5日 告知された日を思い出して

2017/08/26
香川に引っ越してきて初めての、香川での検診。


ここの先生はエコーしっかり見てくれるんだな。っと前の産婦人科と比べエコー長いな。嬉しいなぁ~っと何気なくモニターをみていた。


私は鍼灸師で、解剖学の知識も少しありエコーをみるのも楽しかった。
心臓の弁もしっかり動いてるし、変な流れはなさそうだなーなんて見ていた。


前回の検診は完全に背中を向けていた為、顔すらみれず少し寂しかった。今日も顔の前で手をもぞもぞ


まったくみえん。先生がこれが心臓です。っと教えてくれ、ファロー四徴症ではないですか?などと質問。先生も問題はなさそうですね。ほっとしながら…


これが、腎臓、胃、大腿の長さも周期通りですね~


ですが、っと顔の4Dに移行


「ここに切れ目があるのわかりますか?ちょうど手で隠していて、はっきりとは見えませんが、右側の鼻の下、ここに切れ目がみられます。


口唇裂ですね。」


「そうですか、口蓋まではわかりますか?」


「そこまでは、なんとも言えませんが、綺麗になおりますよ。出産後整形外科を紹介します。他のところ異常は見受けれません。2週間後まだみましょう。落ち着いて
冷静に聞いていてよかったです。」


「マタニティースイミングをしたいんですが大丈夫ですか?」


なんて、今思い返したら呑気に聞いていた。


どこかで、他人事のように聞いていた。


次に助産師さんから産院の説明があるので、ロビーでお待ちください。っと言われ待っている


助産師さんに呼ばれ説明を受ける


このあたり、うる覚え。ここで、助産師さんから口唇裂の話をされたら泣いてただろうな。


車で自宅の駐車場に戻った瞬間。静かに泣いた。


家に戻り、大好きな祖母に電話


声にならなかった。泣く声を押し殺しながら、伝えた。
泣いていて、どうにもならんっと叔母に電話を代わられた。
声に出してワンワンないた。何年振りだろうか。
一通り泣くと少し、受け答えが出来るまでに落ち着いた。
叔母は
「ずっと泣いてたら赤ちゃん心配すんねんから、なかんの。大丈夫。」
「生まれてきたら、あかんのかなって思うで。なかんの。」


少しずつ少しずつ泣き止んだ。


「好きな本読んだり、綺麗な画集みたり、音楽ききながら話かけなさい。」


解った。っと電話を切った。


我慢せず、ワンワン泣いたから幾分かすっきりした。


次は母だ。


さすが、母。私の性格を知ってか知らずか、解った。調べておくっとだけ言って終わった。


最後に妹
妹には犬を2匹預けていて、予定では三月に迎えに行く予定だったのを、延期にしてほしいと伝えないといけない。


妹は三人子供が居て、みごと三人とも男の子のパワルフかーちゃん。
本当に尊敬している。


妹に伝えて、この時には泣かずに、淡々と話していた。


「ともちゃんは大丈夫?」


この言葉にまだ、たえれず泣き出した。


「やっぱり、自分の性やっておもう。喘息の薬もやし無理して働いてたし。ごめんなっておもう」


妹が「しゃーないやん、ともちゃんのせいじゃない。」


しゃーないこの言葉にぶちぎれてしまった。


「わかってるわ。わかってるけど、そんなすぐに整理なんかできひん。」


私はそんなに強くない。


完全に妹にあたってしまった。わかってるよ。あたってもどーしようもないなんて。


旦那さんから、もうすぐ帰るコール


「なんかあった?」
「家、帰ってきたら話すわ。ご飯手抜きやで。ごめんね」


帰宅してきて、ことの一端を離す。


準備に手につかない。だけど、何かしながらじゃないと話せない。


それを見て


「手につかんやろ、いいから座り」


そして、ソファーに座りテレビをみていた。流れているだけで頭に入ってない。


タイミングがいいのか悪いのか、24時間テレビが始まろうとしていた。


見る気はなく、それ以外の局にかえて、ただぼーっとみていた。


あと、味噌をとくだけだった夕飯は旦那さまによって仕上げてもらった。


旦那さんはいつも優しく、救われた。似た性格なだけあって、いらん言葉はかけない。逆効果とわかっているのか、くみ取る力は本当に強いな~


助かる。そう思いながら、食事をしているがまったく味もしなければ、進まない。


無理して食べなくていい


残ったご飯を食べてくれた。


まだまだ、泣き虫はこのあとも続く。